画像引用元:総務省HP(マイキー君)
電子証明書の有効期限が切れたらどうすればいいの?
今回はマイナンバーカードの電子証明書の有効期限が切れるときにどうすればいいのか調べてみました。以下、簡単にまとめていきたいと思います。
そもそも電子証明書って何?
マイナポータルによると、「電子証明書とは、信頼できる第三者(認証局)が間違いなく本人であることを電子的に証明するもので、書面取引における印鑑証明書に代わるものといえます。」
と記載されています。つまり、例えばAさんが何かの手続きで、書類に実印で押印してその書類と一緒に(役所でも発行してもらった)印鑑証明書を使うとき、その印鑑証明書の役割は
「確かにAさんの実印ですよ、なぜなら我々お役所がAさんの実印(印影)がどれなのかを管理していますからね~」
という具合で、役所が手続き書類の印鑑の確からしさを証明をしてくれますよね。これと同じく、マイナンバーカードのICチップに記録されている電子証明書というデータは認証局(印鑑証明の例で言う役所)が
「確かにAさんのマイナンバーカードの電子証明書ですよ。なぜなら第三者である我々認証局がAさんの電子証明書がどれなのかを管理していますからね~」
となるわけです。マイナンバーカードのICチップには電子証明書というデジタル情報が入っていて、国の機関(J-LISという機関)がそれを管理しているのです。
ちなみにマイナンバーカードに記録されている電子証明書は、次の2種類があります。
・署名用電子証明書・・・実印のようなもの。e-Tax等の電子申請で使われています。暗証番号は自分で最初に決めた6桁~16桁の英数字です。15歳未満の人には原則として発行されません。
・利用者証明用電子証明書・・・認印のようなもの。マイナポータルへのログインやコンビニ等のキオスク端末等にログインする際に利用します。暗証番号は自分で最初に決めた4桁の数字です。
電子証明書の有効期限は?
マイナンバーカードのICチップに入っている電子証明書の有効期間は、電子証明書発行の日から5回目の誕生日までです。おおよそ5年間ということですね。
電子証明書の有効期限が切れたらどうすればいいの?
有効期間満了日の3ヶ月前から更新手続きを行うことができますので、市区町村の役所窓口へ行って更新手続きをしましょう。役所に行く際にはマイナンバーカードをお忘れなきようご注意ください。
ちなみに引っ越しや結婚をしても、電子証明書はそのまま使えるの?
署名用電子証明書は使えなくなります。署名用電子証明書は利用者の氏名、住所、生年月日、性別が記載されていますので、転入届や婚姻届を役所に提出される際に、新しい署名用電子証明書の発行を申請してくださいね。
一方、利用者証明用電子証明書については、利用者の氏名、住所、生年月日、性別は記載されないので、引っ越しや結婚によっても失効しないとのことです。
パスワードを忘れてしまったらどうすればいいの?
住民票のある市区町村の窓口に行って、マイナンバーカードの受付窓口でパスワード初期化申請をしましょう。署名用と利用者証明用の二つの電子証明書のパスワードを覚えておくのも大変ですよね。
以上、今回はマイナンバーカードのICチップに入っている電子証明書についてでした。